心のおもてなし~毎日のご飯作りを 楽しく幸せなご飯作りに変える方法

毎日のマンネリ化する料理作りを、楽しく幸せになる料理作りに変える料理セラピー💞毎日新聞エッセイ賞地区入賞、ノースアジア文学奨励賞受賞

『ただの…うどんの素晴らしさ』

こんにちは!
こころの料理セラピスト!晴田 凪😍です!
 
私は以前、本業とは別に『こころ』の勉強代を
色々なバイトして稼ぎ、色んな体験をしました
 
すべては
『こころの料理セラピスト』
になるために💞
 
その時忘れられない
うどん😋と出会いました
 
《作り方》
 
食材のピッキングの派遣バイト
 
夜現地集合して朝まで9時間ぐらい
色々なとこの派遣先から集まった人と
体育館ぐらいの広さの倉庫のA~Z棚から
店舗に出荷する食材を、探して
バーコードを、読み取って荷造りする。
 
っとまあ簡単な仕事✨だと思って行ったわけです!
 
「寒くなりますから真冬ぐらいの防寒具を、もってきてください」
といわれていたので
 
ダウンジャケット軍手ニット帽などを持参ついたら着替えて
ひろーい冷蔵倉庫に集められました
 
「少し寒いな~」ぐらいの温度でした
まあ野菜などあるからこの温度なんだな~
この温度なら居れないこともないと、思いました。
 
倉庫の社員さんに奥に誘導され、
スキーウエアーの5倍ぐらい分厚い上下のスーツ💕
物凄く分厚いブーツ😊を、渡され着るように言われまして
 
そんな寒くないけどね?風邪引かないように?
優しい待遇の会社だな~😍✨
 
監督さんが大きな壁についた
ボタンに手をかけ言いました
 
「じゃあ開けるよ!」
 
(うん?何を???)
 
開いた電動式の分厚い扉のむこうには…マイナス30度以下にたもたれた
体育館ぐらいの冷凍倉庫が
 
「閉めま~す」
 
伝票シール、箱を、渡されシールにかかれた食材を探しバーコードを
読み取って箱に詰める
まあ簡単な仕事😍は一転して
 
極限状態に追い込まれる壮絶な仕事😭
に変わりました(笑)
 
とにかく寒い💦
 
スキーウエアーの5倍しかない上下スーツ😖は、
動いていないと、あったかくならない
 
止まっていたら分厚くもないブーツ💧は氷つき
固まってしまう
 
髪の毛はニット帽からでてるー部分は一瞬で凍りました
普段仕事で使っている鶏肉、豚肉はとにかく滑り
少しずつしか運べない
手も軍手2枚してるのにしてないようなぐらい
かじかんで
指先の感覚はもはやなく
とにかくシールの食材を、探すのはもちろんなんですが
走り回らないと気が遠くなっていきます💦
 
『やるしかない』
 
一心不乱💦で倉庫内を、商品を探し、
体が凍りつがないように😭
 
走り回り続けました
 
1時間半たった時もう体中が麻痺しかけてました
「10分休憩で~す」
扉が開き外に一目散に
最初に集められたヒンヤリ冷蔵庫倉庫ですら
あったかい😅
上の休憩室にサウナのように感じる
ストーブが4台おかれた部屋で
ホットコーヒーを、のみながら
凍った指先の感覚が
戻ってくるのが少しヒリヒリする痛みとなってしまった
手のひらを必死に温めました💦
 
「では行きま~す」
 
(10分💦ってこんなに短かった?)
 
また戻って同じ1時間半地獄
10ぷん休憩
を5回繰り返しました💧
 
「終了で~す」
 
やっと終わった😂
 
寒さと疲れで体中の感覚は麻痺してました
着替えて外に
 
春の登りかけの太陽でも
とても暖かかった✨
 
生きてる!
 
って、本当に本当に素晴らしいって感じられた
あったことない犬の散歩のおじ様が優しく😍見えた
帰り道の雑草でさえ輝いて✨
始発の電車が暖かかった
帰宅して
 
出汁にめんつゆ、みりんを、入れて
ねぎと、もやししか入ってない
うどんを、作り食べました
 
ものすごく暖かくて
ものすごく優しくて
ものすごく美味しかった😊
 
あれから何度もうどんを、食べましたが
あのうどんより美味しいものはありません
 
ひょっとして私が今まで食べた無数の料理の中でも
ないかもしれません
 
出汁も凝ってない、具も少ない
ただの『うどん』
 
ただ…生きてて良かったって思っただけの
ただの『うどん』
 
出来上がりです✨
 
 
あの時あそこに導かれたことを今では
 
感謝でしかありません✨
 
あのうどんに出会えたこと絶対に忘れない
 
なりたい自分のためにあの冷凍倉庫で
『生きてたい😭』と走り続けたように
 
これからどんな事があっても
『信じた道を命の限り走り続けよう』
 
 
その気持ち1ミリ迷いはない。
 
 
 
私はこのブログで
あなたにあの時の『うどん』の
素晴らしさを伝えたかった
 
ただの…それだけなんです😊